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ガソリンエンジンのチューニングに未来はあるのか?
 

ガソリンエンジンのチューニングに未来はあるのか?


世界的にも近い将来にはガソリン車の販売が禁止の方針が高まっているのは皆さん既にご存じですよね。
そんな中で、そのガソリンエンジンのチューニングはこの先どうなって行くのか?
今回は、やや楽観視になりますが、ガソリンエンジンのチューニングの未来についてホント ( かも知れない ) ところです。


まずはガソリン車の大敵とも言える、現状での EV 車の実力を見て行きましょう。
諸元に各社の差がほとんど無い 「 軽自動車 」 をクローズアップしてみます。

例えば、N社 のサ●ラ という EV 車。
最高出力はガソリンターボ車と同じ 47kW ( 64PS )、トルクはなんと 195N-m ( 19.9Kg-m ) です。
通常、軽のターボ車のトルクは 92N-m ( 9.4Kg-m ) だから、EV 車は倍以上もトルクがあるんです。

ノーマルでターボ車と同等のパワーを持ち、トルクがターボ車の倍!
諸元だけ見ても、ゼロからの加速や巡航状態からの加速など、メチャメチャ速そうですよね。

もちろん、この最大値を常に使うような走りをすれば航続距離が少なくなってしまうんだけれどね。
それでもガソリンから EV になっただけでトルクが倍になるなんて、ガソリン車のチューニングじゃ太刀打ち出来ないパフォーマンスの高さです。

EV でエコだからと言って、パワーやトルクを追い求めて行けないって事じゃない。
むしろ単純に 「 チューニングの原点 」 とも言えるパワーやトルクを追い求めるだけならば、EV 車は大歓迎なワケですが。。。


ただし、現状ではなかなかそうは上手く行かない問題点も多くあるんですよね。
EV 車はパワーやバッテリー容量、航続距離のバランスが大事だけれど、それも充電設備が整っている上に成り立つお話です。
充電が出来なければ、EV 車は何の役にも立ちません。
自家用で使うならば、自宅に車庫と充電設備が必須。
アパートやマンションなど、集合住宅にお住まいの場合では、このあたりが非常に難しいですよね。
戸建てでも賃貸の場合や駐車場が敷地内に無い場合も難しいです。
EV 車の購入そのものが選択肢から外れてしまいます。

無論、自宅以外で急速充電が行えるスポットにて充電する方法も無くは無いですが、それだとバッテリーが傷みやすくなってしまいます。
仮にそれも無視して急速充電オンリーで使うとしても、充電スポットの数がまだまだ少ないんですよね。
今は EV 車の購入に国からの補助金もあって飛ぶように売れているようですが、それに対する充電スポットの確立が追い付いていない気が・・・

このまま EV 車が急激に増えると充電切れでエンコする車も増えそうですよね (^^ゞ


長くなって来ましたので、今回はこの辺で。
つづく。。。


備考

記事掲載日 : 2022/07/28