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パーツ選びの重要性

セキュリティー用センサー編
 

パーツ選びの重要性・セキュリティー用センサー編


以前も書きましたが、頂いているメールで一番多いご相談が 「 パーツ選び 」 です。
その中でも割と多いのがセキュリティー用センサーに関してのご質問。
当サイトでは昔からセキュリティー系の商品を扱っていますからね。
おのずとそういった系統のご相談・ご質問が多くなります。
今回はセキュリティー装置の防御力を上げるための 「 センサー選び 」 についてのホントのところ。



車のセキュリティーには、盗難等を感知させるためのセンサーがいくつかあります。
それらの中でどのセンサーを取り付けるのが一番効果的なのか?

いきなり結論から書いてしまうと、セキュリティーを強固なモノにするなら一番のお薦めはボンネットスイッチ。
ボンネットが開けられてしまった時、警報を鳴らすために必要なパーツですね。

どんなメーカーのセキュリティー装置でも基本的に電気で作動してますから、その電気の供給源であるバッテリーを守るのが最優先ってワケです。
ボンネットスイッチは仕組み的にも誤作動を起こす可能性はほぼゼロ。
比較的安価でコストパフォーマンス的にも非常に優れています。
もし、セキュリティーキットを組んでいてボンネットスイッチ未装着ならば、是非、追加装着される事をお薦め致します。

ただ、近頃の車は純正セキュリティーが有って当たり前になっていますし、ボンネットスイッチが標準装備の車もありますよね。
例えば、新型レヴォーグなどにも標準装備されています。
純正採用 = 需要が高まった証でしょう。


ではその逆に、人気がなくなって来たセンサーとして挙げられるのは振動センサー。
ここ十数年の間に大きな震災がいくつか有った影響か、どうしても地震等による誤作動が気になって敬遠されがちのようです。
ある意味、誤報は振動センサーの代名詞のようなものですからね。

また、セキュリティーの役割には大きく分けると 2つの面があります。
ひとつは車自体の盗難を防ぐ意味と、もうひとつはイタズラや車上荒らし対策です。
近年注目されているリレーアタック対策は前者で、それに関する製品が流行ったのは言うまでも無いところ。
振動センサーは後者の部類ですから、これが注目されなくなった原因のひとつかも知れません。

実際、先にも書いた新型レヴォーグには、今まで純正アクセサリーカタログに載ってた振動センサー ( 純正ではインパクトセンサーと呼ぶ ) が存在しません。
人気が無くなり需要が減った結果でしょうね。


さて、ここで気が付かれた人もいらっしゃると思いますが、セキュリティーは防御の穴を作らない事が最重要。
「 存在しない 」 ってままにしておくのは弱点をさらしているのと同じと言えます。
付ける・付けないは別として、それが存在するだけで抑止力となりますからね。

そう言った意味では、人気が無くなっている今だからこそ、あえて振動センサーを導入するのが良いかも知れません。
純正で振動センサーが無くなってしまったのならば、別途社外のセキュリティーを足して装備するのが防御力を高める正しい方法でしょう。
純正アクセサリーで振動センサーが無い車種には、それが一番のお薦めです。

また、振動センサーの欠点である誤報も上手く使えば
 「 しっかりとセキュリティーで守っているぞ 」
と周囲に警戒アピールして抑止力を高める利点にもなります。
( あくまでも上手く使うのが前提ですが。。。 )

狙うにはリスクが高いと思わせてこそセキュリティーの真骨頂。
純正振動センサーが無くなったのがきっかけで、振動センサーを求める人がかえって増えるかも知れませんね。


つづく。。。


備考

記事掲載日 : 2021/02/05