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パーツ選びの重要性
 

パーツ選びの重要性


チューニングやカスタマイズをする場合、一番楽しいのは何と言ってもパーツを選んでいる時でしょう。
頂いているメールで一番多いご相談が 「 パーツ選び 」 です。
今回はそのパーツ選びについてのホントのところ。



例えばチューニングを行う場合、何のためにパーツ交換するのか。
それはパワーやトルク、レスポンスなどの向上が目的であるのは言うまでもありません。

もちろん性能云々よりも見た目重視って場合もあるとは思いますが、それはあくまでも性能ダウンしない事が前提ですよね。
見た目だけ良くてもパワーダウンしたり乗りにくくなってしまっては元も子もありません。

しかし、悲しい事に実際はそういった物が多いのが現実です。
取り付けてしばらくはフラシーボ効果なんかもあって良くなったように感じますが、他車と乗り比べると全然良くなってなかったり。。。
パワー計測したら明らかにパワーダウンしていたり。
まあ、わりとよく聞くお話だったりします。

これの代表的なのは安売りメタキャタでしょう。
性能の良くないメタキャタだと ECU 学習に悪影響を及ぼして、パワーダウンの要因になるだけでなくアクセルレスポンスも悪くなります。
安売りメタキャタの中には、アクセルを戻しても一瞬戻りが遅れる、またはアクセルを戻したにも関わらず一瞬加速してしまうなど危険な状態になる物もあります。
( 電スロ車 + 浄化能力が劣るメタキャタで発生しやすい ECU 学習トラブル例で、時々こういった内容の相談メールがあります )

あと、安売り強化ラジエターとか、安売りオイルクーラー、安売りインタークーラーも要注意。
冷却能力が純正よりも劣っている物も少なくありません。
特にオイルクーラーの場合はオイルの循環が悪くなってエンジンを傷めたり、オイル漏れによる発火の危険性もあります。
インタークーラーは冷却効果が高くても流れが悪いとターボレスポンスの大幅なダウン、結果としてパワーも落ちて乗りにくくなってしまいます。



それとは逆に品質が良くても要注意な物もあります。
それは他の記事でも何度も書いて来ていますが 「 マフラー 」 です。
今の時代、純正 ECU は非常に敏感でちょっとパワーを出そうとすれば直ぐに ECU がエラーを出してエンジンチェックランプが点灯してしまいます。
なので、市販のマフラーのほとんどが材質や質感、軽さ、作りやサウンドの良さに重点を置いています。
そして ECU がエラーを出さないよう、純正マフラーとほぼ変わらない性能になっているという事です。

これの代表格は STI 製のマフラーでしょう。
これを付けて ECU がエラーを出したら、それこそ大変な問題になりますからね。
エラーが出ないようメーカーが威信をかけてガチで純正 ECU の守備範囲のド真ん中に収まる性能に作り上げています。
つまり社外の ECU チューニングには全く不向きで、純正 ECU 専用品だという事です。
( 取り付けてもパワーやトルクの向上は無く、デザインとサウンドを追求した商品だと STI ホームページにもハッキリ書かれてあります )

パワーやトルク、レスポンス等の向上を求める場合、マフラー選びは本当に重要ですので気を付けましょう。


つづく。。。

備考

記事掲載日 : 2021/01/05