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チューニングカーと熱対策 その2
 
剥き出しタイプエアクリは剥き出しのままでよいのか?
 

チューニングカーと熱対策 剥き出しタイプエアクリは剥き出しのままでよいのか?

 
私自身のクルマが剥き出しタイプのエアクリを装着しているせいか、よくこの質問を受ける事が多いです。
「 剥き出しタイプのエアクリは、剥き出しのままでよいのか? それとも何か覆うべきなのか? 」

今回はこのあたりについてのホントのところ。



実は昔から私自身もこの問題については色々と試して実験したり、試行錯誤して来ました。

↓ インダクションボックスの作成と、温度計測の実験




インダクションボックスの中と外との温度を計測したところ、だいたい平均で 10℃ほど差が出る事は実験で判っています。

ただし、これが 「 エンジンのパワーに差が出るか? 」 という事になると、実は全くの別問題だったりします。


まず、ターボ車の場合はエアクリの時点の温度のままエンジンに入るワケではありません。
その先には非常に高温のタービンがあり、そこを通過する事で空気の温度は急上昇してしまいます。
そのあとインタークーラーで冷やされるワケですが、最初の温度差が 10℃ 程度では、インマニに達する時点でほとんど変わらない状態になってしまいます。


次に、エンジンは 「 どれだけ空気を必要とするか? 」 という点について、考えるべきです。
EJ20 エンジンなら排気量は 2,000cc で、4サイクルエンジンは 2回転に 1度の吸気です。
つまり、単純計算では 1回転あたり 1,000cc ( 1 リッター )ほどの空気が要る事になります。

例えば全開走行中、エンジンの回転が 4,000 rpm の時は、1分間に 1 リッターのペットボトルで 4,000 本分もの空気が必要になります。
正確にはターボですから空気を圧縮しますので、4,000 本以上という感じでしょうか。
レブリミット近くでは、1分間に 8,000 本以上です。
1 秒間では、ペットボトル 133 本以上の空気が必要。
( 8,000 ÷ 60秒 = 133.333… )

これだけの量の空気を吸い込もうとすればボンネット内だけで足りるワケがなく、常に大量の空気がボンネット外から流れ込んで来ている事になります。
つまり、エンジンが必要量の空気を得る場合、ボンネット内部の気温は関係無く、外気がドンドン取り込まれているのです。


もちろん、実際にはエンジン内部までの空気の流入経路や、スロットルの開度などが吸入量に影響します。
それらによって 空気の量はもっと制限されてしまいますが、だからこそ、逆に言えば 「 空気の流れやすい状態 」 が最重要になって来るのです。

空気の流れが良くなれば、大量の外気を取り入れやすくなり、その大量の空気の流れがボンネット内の温度を下げ、エンジン自体の温度も下げます。
そして吸入量が増えるほど、エンジンはパワーを出しやすくなるワケです。

…という事で、パワーを得る事を重視するならば、剥き出しのままでも大丈夫、というかむしろ、剥き出しのままのほうが良い と思います。
( 何かに覆われていたら、1 秒間にペットボトル 133 本分の空気を吸い込むのは困難。。。 )


無論、常にパワー重視の全開走行するワケじゃないし、雨水の侵入なども考慮すると、ある程度は何かで覆われていたほうが安全とも言えます。
このあたりは求める方向性や、見た目の好みなどで選択されるのが良いかと思います。




備考

 
※ 記事掲載日 : 2019/11/01

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