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ECU チューニングの注意どころ
 
チューニングにおいての最近の傾向
 

ECU チューニングの注意どころ

 
以前から書いて来ましたが、近年のチューニングは パーツ交換とともに ECU も一緒にいじるのが基本です。

今回のお話はこのあたりのホントのところについて。



まず、近年の純正 ECU は細かい制御が行われているので ただマフラーやエアクリを交換しても ECU エラーが出やすく エンジンチェックランプを点灯させてしまう原因になったり、 安全性確保のため必要以上にパワーが出ないよう ECU の 機能によって性能が抑え込まれてしまいます。
なので、その封印を解くべく ECU をいじる必要が出てきます。



一番有効なのは、フルコンやサブコンを使った現車合わせです。
車両や取り付けるパーツの個体差に合わせてセッティングを 行うことで確実にパワーやトルクを引き出せます。

昔と違って今はサブコンやフルコンでもある程度の自己学習が 使えますから、昔ほどシビアなチューニングというイメージは なくなりましたが、その分、高価で気軽さは無いですね (^^ゞ

それと、パワーを求めるほどシビアになります。
季節毎にリセッティングがある程度必須と言えます。

まあ、パワーを得る引き換えに、コストがかかるというのは 致し方無いといったところでしょうか。



汎用性が高くて気軽に行えるということでしたら、当サイトの 「 フラッシュエディター特別仕様版 」 がお薦めです。

純正 ECU を書き換える事で、後付けチューニングパーツ向けの セッティングになり、純正 ECU の自己学習もそれに合わせて 行われ純正状態よりもパワーやトルクを引き出す事が可能です。

ただし、ここで注意が必要なのは、ただ何でも社外パーツを 取り付ければ良いワケではなく、パワーやトルクを求めるならば 一定品質以上の優れたパーツで全体的にバランス良く取り付ける 必要があります。

基本的には HKS 製品の使用を想定したチューニングデータに なりますから、それ以外のメーカーのパーツだとセッティングが 活かせない場合もあります。

特に、最近の傾向として日本メーカー品であっても実際は海外製の 安物パーツだったりする事が多く、安易にお手軽価格品を付けるとかえってパワーが落ちたりトラブルの原因になるので要注意です。

それと、純正 ECU を使っている関係上、自己学習によって危険域を 避けようと働くため、取り付けたパーツやその組み合わせによって、 もしくは、運転の仕方によってもパワーを抑えるよう制御が働きます。

より良いパワーやトルクを求めるならば、パーツの選択は重要ですし ECU がより良い学習をするよう、走り方もそれに適応させて行くのが パワーを得る近道と言えるでしょう。

また、パワーが出るほどエンジンからの発熱量も増えてしまうので 熱対策も非常に重要になって来ます。
冷却効果の望めるエアロボンネット、強化ラジエター、オイルクーラー

の導入も視野に入れるべきです。
オイルの劣化も早まりますから、こまめにメンテも行いましょう。




備考

記事掲載日 : 2019/06/04