▼ いよいよ本編に突入!
 
 お待たせ致しました!!  m(_ _)m
 緊急特別企画 「 スペシャルタービンキットを検証せよ! 」、 いよいよ本編に突入です!
 
 さて、注目のタービンですが、某雑誌にも少しだけ載っていたので ( 雑誌とは無関係です )、
 ある程度予想が付いていた方々もおられるかも知れませんね。(^^ゞ
 そうです! C 〜 D 型 ( 以降、C 型と略 ) 用の 「 ツインスクロールタービン 」 です。
 
 もちろんスペシャルキットは、C 型用純正タービンではないですよ!
 
 ZERO SPORTS のハイパフォーマンスタービンで、低〜中回転域でのトルク&レスポンスの良さと
 高回転域でのパンチと伸びの良さを両立させる目的で開発されているとのこと!
 
 タービンメーカーは純正と同様、IHI 製です。
 
    
 
  ↑ 写真:左  タービンの排気側入り口です。ツインスクロールなので2つポートがあります。
     写真:右  タービンの排気側ハウジング。外見的にも2段になってますね ( 緑色の矢印部分 )
  
 もともと C 型では、ツインスクロールを採用した事で、ターボの過給タイミングやレスポンスを
 従来型よりも向上させて、低回転域でもターボの威力を充分に引き出しています。
 排気経路はツイン化した分、低回転域でも排気流速を高められますからね。
 
 ※ ちなみにノーマル C 型はアイドリングからの発進時などでトルク感が少ないと言う意見が
   多いようですが、もちろんこれはタービンの話とは無関係でしょう。
   だって、アイドリング付近のその回転域はターボの守備範囲じゃないからね。(^^ゞ
   一応、上記の 「 低回転域 」 とは、あくまでもターボの守備範囲内での事なのでお間違えなく。
 
 さて、ツインスクロール化で構造的に過給の早さとツキの良さを確保した C 型ですが、その反面、
 6000回転以上での絶対的なパワー、伸び、パンチに関して、やはりノーマル状態では甘めです。
 
 まあ、いくらインプレッサだからといっても市販車である以上、どんな人が乗っても良いように、
 ある程度の甘さをあえて残すのが当然の設定と言えますからね。
 
  ( 逆に言えば、そのノーマルの甘さの部分をツメて行くのがチューニングと言う作業です(^^ゞ )
 
 そこで高回転域をパワフルにカバーするよう考え出されたのが、このハイパフォーマンスタービンの
 そもそもの始まりとのこと。
 
 仕組み的には、エキゾースト側のツインスクロールはそのままに、コンプレッサー側を拡大することで
 低回転域のトルクを犠牲にせずに、高回転域での風量を確保するタイプ。
 無論、コンプレッサー側を拡大すれば、全域に渡ってのパワー感向上と、タレにくい余裕ある過給が
 望めるでしょう。
 
 つまり、C 型にそのままポン付けしても全域パワーUPするタービンを、A 〜 B 型に取り付けて、
 C 型のツインスクロールの良い部分と、さらにその上を行くパワフルさを手に入れようと言うのが、
 このスペシャルタービンキットと言うワケです!
 
  ※ この記事を書いている現段階では、正式名はまだ決まってないようで、メーカーさんは
    仮称として、「 GDB-A〜B型用ハイパフォーマンスツインスクロールタービンキット
    と呼んでいます。

    この連載記事内では、とりあえず愛称として、「 スペシャルタービンキット 」 と
    呼ばせて頂きます。m(_ _)m
 
 そして、このスペシャルタービンキットの真のスペックを探るのが、この企画の最大の目的。
 ただし、単にパワーを追うだけでなくて、安全性や扱いやすさも充分に考慮した仕様を目指して
 行きたいと思います。(^-^)v
 
 
 
 ∇ キット内容
 
  
 
  ↑ 使用パーツ 一式 (^^ゞ
 
  写真では判りにくいですが、ざっとリストアップすると、下記のようになります。
 
  ・ ZERO/SPORTS ハイパフォーマンスタービン ( A/R25 : ツインスクロール )
  ・ ZERO/SPORTS エキゾーストマニホールド ( 等長・専用品で、カタログモデルとは違います )
  ・ ZERO/SPORTS スーパーメタルフロントパイプ ( C 型用 )
  ・ SUBARU 純正 タービンサポートパイプ ( C 型用 )
  ・ SUBARU 純正 タービンステー等、タービン周辺パーツ ( C 型用 )
  ・ SUBARU 純正 オイルパン & 関連パーツ ( C 型用 )
  ・ SUBARU 純正 フューエルポンプ( C 型用 : 吐出量165L/h )
  ・ その他、ガスケット等、小物類多数 (^^ゞ
 
   ※ ブースト圧やECUのセッティングは必須 となり、上記の他にブーストコントローラーや
     サブコン、またはフルコン等が必要です。
     ブーストコントローラーや ECU は、メーカーさんや販売店さんが推奨するモノが良いでしょう。
     
     もちろん、点火系やマフラー等も効率の良いタイプの物に交換するのが望ましいですし、
     パワーを受け止めるためのエンジンマウント、ミッションマウント、足周り等の総合的な強化、
     チューニング車両として状態管理の目安となる追加メーター類の導入がお奨めです。
 
  パーツ構成や詳細、価格等に関する詳しい情報は、メーカーさん、または販売店さんへ
  直接お問い合わせ下さい。m(_ _)m
 

 
 ∇ 取り付け作業
 
  前回も少々ふれましたが、このキットは ZERO SPORTS が技術力を認めたショップだけで
  限定発売されるキット。 その第1号・先行販売ショップが、いつもお世話になっている
  スーパーオートバックス熊谷店 です。
 
  と言うワケで、今回もスーパーオートバックス熊谷店に行ってまいりました〜 (^-^)v
 
       
 
  ※ スーパーオートバックス熊谷店について ( スーパーオートバックスのホームページ
 
   私がいつもお世話になっている熊谷店です! 当サイトの超お奨めイチオシのショップ。
   チューンに対する知識、技術力など、量販店のレベルを遥かに超えています。
 
   F-con セッティングは、いつものように ティーゲット社の境さん ( 上の写真:右 運転席の人 ) に
   熊谷店で出張セッティングをして頂きます。当サイトではもうすっかりお馴染みの境さんは、
   雑誌にも載っているセッティングの達人です!
 
 
  取り付け作業的には、
 
   ・ オイルパンの交換
   ・ タービンの交換
   ・ エキマニ、フロントパイプの装着
   ・ 燃料ポンプの交換
 
  です。 詳しくは次のページ以降を見て下さいね。(^^ゞ
 
  なお、今回のこの記事に使ったキットの一部は試作品であり、製品版とは多少異なる場合が
  あるかも知れません。
 
  ある意味この徹底検証が、開発最終テストの一部として、ここで得られたデータが
  「 このスペシャルキットだけでなく、今後の製品へ反映されれば良いなぁ〜 」 と、
  個人的に願っております。(^^ゞポリポリ
 
 
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