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HKS 製 EVC5
 
さらなる最強ブーストを目指して! EVC 長期連載シリーズ第4話
 
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 ▼ EVC Easy Writer を使用したセッティング ・ その2
 
 前回のお話 の続きです。
 
 
 【 前回までのおさらい 】
 
  EVC5 の場合 「 エンジン回転数とスロットル開度 」 もしくは 「 車速とスロットル開度 」 による2軸の
  マップ補正が可能ですが、インプレッサにはブローオフバルブがノーマル状態で装備されていますので
  実際にはアクセルが戻るとブローオフが開いてブーストが落ちてしまいますから、この状態のままでは
  スロットル開度によるブースト補正はあまり意味を持ちません。。。(^^ゞポリポリ
 
  …と言うか、そのインプレッサのブローオフバルブはマジで敏感すぎて無闇やたらと開いちゃいますから
  マップ補正とか言う前に、ターボレスポンスを悪くする原因となり、ブーストコントローラーの威力を半減
  させてしまっているんですよね。
 
  純正形状のエアクリ、さらに純正レゾネーターが付いたままの車両では消音されてしまうのでほとんど
  聞こえませんが、剥き出しタイプのエアクリに変えると驚くほどブローオフ作動音が聞こえますよ。
  例えば、ハーフアクセルの時や、ハーフからグイッとアクセルを踏んでいる時にでさえ、注意深く聞くと
  ブローオフバルブからブーストが漏れる音が聞こえて来ます。 
  極端な話、全開以外の時は常に漏れている感じ。。。(苦笑)  (^^;; ヒヤアセ
 
  私の場合、社外のブローオフバルブに交換しているおかけで多少はノーマルよりも良いのですが
  それでもやっぱり漏れている音が聞こえてきます。
 
  じゃあ、ブローオフバルブを無効化したらどうだろうか?
 
  ただ無効化したんじゃタービンに負担がかかってしまうから、アクセル開度に合わせて EVC5 で
  ブースト圧を調整してみれば面白そうですよね。
  ターボレスポンスの向上と、EVC5 の機能を有効に使う 「 一石二鳥 」 のプランです。
 
 
 
 【 ブローオフバルブの半無効化? 】
 
  …とゆーワケで、ブローオフバルブの無効化作業です。
  ブログ のほうで先行し、おおまかな経過をご紹介しましたが、、、 (;^_^A アセアセ
 
   
 
  ↑ 6−4−6φ T字ジョイントで EVC バルブの 「 ニップル I 」 に繋がるホースから分岐し
    ブローオフバルブへと繋ぎます。
 
  
 
  ↑ ブローオフバルブに繋がっていた純正ホースを外し、ボルトなどを入れてメクラ処理をしておきます。
 
  
 
  これで ↑ の図のような状態になり、原理的には無効化するハズなんですが、、、、
  なぜか多少は開いてしまう感じですね ( ..)ヾ ポリポリ
 
  配管の径や経路の関係か、圧の伝わり方に差が出て開いてしまうのか判りませんが、
  でもまあ、何もしないよりは断然よくなったと思います。
  
  アクセルをスパッと戻した時だけ開くようで、加工前の時のようにハーフスロットルや
  微妙なアクセルワークでブローオフが開いてしまうような事は無くなりました。
  かなり開きにくくなったようです。
 
  とりあえず完全ではないので 「 半無効化 」 と言った感じでしょうか。(^^ゞ
 
  当初の予定とは少々違ってしまいましたが、これはこれで良い感じになりましたから、
  結果オーライ(笑)と言うことにしましょう。
 
 
 
 【 EVC5の設定 】
  
   
 
  マップ補正は A モードと B モードの2通り用意してみました。
  ( マップ補正以外の設定は、両モードとも同じに合わせてあります。 )
 
  A モードは、アクセル開度に合わせて、やや多めに差を付けてみました。
  B モードは、A モードより補正を少なめにしてあります。
 
  これでモードを切替ながら、様子見したいと思います。
 
 
 
 【 まとめ。。。 】
 
  結論から先に書いちゃいますと、実際に走らせてみたところ、A モードでも B モードでも全く問題なく
  イイ感じで走れますね〜
  今は B モードに固定していますが、特に違和感は無いです。
  メリハリが効いてアクセルのツキもよく、踏み込みに合わせてグイグイ来るような感じです。
  ターボレスポンスが一気に向上しました。
 
  もともとブースト圧の管理は、
 
    ・ タービン側にあるアクチェーター
    ・ インテーク側にあるブローオフバルブ ( GDの場合はインタークーラー )
 
  の2箇所で行っているワケで、アクチェーターは排気の流れをコントロールしてブースト圧を調整
  するのに対し、ブローオフバルブはアクセルを戻した際に行き場のなくなったブースト圧を解放して
  タービンに負荷がかからないようにするためのモノです。
 
  しかし、インプレッサのブローオフバルブは、かなり敏感で必要以上に開いていますからね。(苦笑)
  ターボレスポンスを悪くするだけでなく、ブーストコントローラーの制御の足を引っ張っているような
  状態だと言えるでしょう。
  そこで今回のセッティングでは、ブローオフバルブをなるべく働かないようにして、その代わりに
  アクチェーターでブースト圧の制御を積極的に行おう、…という試みなワケです。
  ようはブローオフバルブの分も、アクチェーターにやらせてみようって感じですね。
 
  無論、このようなセッティングは、全てのブーストコントローラーで出来るワケではありません。
  むしろ、EVC5 だからこそ可能なセッティングです。
  正確無比なステッピングモーターによる制御と、アクセル開度によるマップ補正があってはじめて
  可能になるセッティングですからね。 他ではこうは行きません。
  
  少々大袈裟に言えば、これこそ EVC5 の能力を最大に引き出したセッティング だと言えます。
  EVC5 の長所を余すことなく使っているワケですから (^-^)v
 
 
 
 
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 ※ 記事掲載日 : 2007/07/28
 
 
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